ジャズの祭典
フロンティアエイジ9月号 第9面より
トライ&エンジョイ
関西の10大学バンド集結しジャズの祭典
関西10大学が集結する「大学生ジャズパーティー2007」が10月8日14時、池田市民文化会館アゼリアホール(阪急石橋TEL072・761・8811)で。
京大、同志社大、立命館大、阪大、大外大、大市大、関西大、関学大、甲南大、神戸大の11グループが21時まで7時間にわたり熱演。当日1800円(前売り300円引)。
フロンティアエイジ9月号 第9面より
トライ&エンジョイ
関西の10大学バンド集結しジャズの祭典
関西10大学が集結する「大学生ジャズパーティー2007」が10月8日14時、池田市民文化会館アゼリアホール(阪急石橋TEL072・761・8811)で。
京大、同志社大、立命館大、阪大、大外大、大市大、関西大、関学大、甲南大、神戸大の11グループが21時まで7時間にわたり熱演。当日1800円(前売り300円引)。
フロンティアエイジ9月号 第9面より
トライ&エンジョイ
福知山線事故犠牲者追悼の合唱団員募集
混声合唱フロイデ21(TEL0798・41・1459中西さん)が来年4月11日に催す福知山線事故から3年の追悼コンサートで、モーツァルトのレクイエムを合唱するメンバーを募集中。
小田公民館(JR尼崎)で毎週木曜18時半から約2時間練習。入団費1000円と団費月額4000円。
フロンティアエイジ9月号 第8面より
湯の町で学びと癒しと シニア短期留学
野上弥生子の臼杵へも
別府大学の「シニア湯けむり短期留学」が、今年は11月14日から8日間開講されることになり、受講生の募集が始まっています。

この短期留学は団塊の世代を対象とし、昨年からスタートした体験交流型のカレッジ。温泉地の大学という特色を生かして「食」「健康」「癒し」を提供しようというものです。
今年のテーマは「油屋熊八と観光の世界」。熊八は20世紀初頭、別府を世界的な温泉都市として売り出した天才的起業家で「地獄めぐり」「温泉マーク」「バスガイド」など数々のアイディアで別府の名を広め、現代人にも学ぶところの多い人物です。
講座の大きな特色である現地学習は今回、文化勲章受章作家の故・野上弥生子のふるさとを訪ねて学ぶ「野上弥生子の世界と臼杵石仏」です。弥生子の生家、記念館、国宝の磨崖仏、大林宣彦監督作品『なごり雪』のロケ地など、城下町・臼杵を巡ります。
またキャンパスでは、同大学教員らによる油屋熊八を中心とした「別府観光」や「地域づくり」「大分の食と酒」などの講義のほか、「学長と語ろう」というユニークな試みもあります。
受講期間は11月14日~21日の8日間。参加資格は50歳以上で先着25人(最少催行人員15人)。費用は1人14万9000円(受講料・朝食7回付き宿泊・夕食1回分など)。問い合わせ・申し込みは日本旅行関西企画旅行支店「別府大学シニア湯けむり短期留学」係TEL06・6344・1891へ。
フロンティアエイジ9月号 第8面より
金沢大の応募好調
北陸では初めてとなる国立大学法人・金沢大学での「シニア短期留学」の申し込み締め切りが迫っています。江戸期の情緒を最も濃く残すといわれている城下町・金沢に滞在し、加賀の「和の文化」を究めるという企画。金沢大学がカリキュラムを組み、「フロンティアエイジ」などが協働しています。
留学期間は10月28日から11月10日の2週間。この間、宿泊先の金沢市内から郊外の金沢大学キャンパスに通い、午前中は教授陣らの講義、午後は講義と連動した現地研修で、城下町金沢の魅力や伝統工芸、加賀の文化などについて学びます。
作家・五木寛之や泉鏡花ゆかりの地を訪ねるほか、オプションとして加賀友禅の染色や蒔絵体験などもあります。休日には北陸路の秋を心ゆくまで楽しみ、前田家ゆかりの史跡めぐりバスツアーに参加したり、この時期に行われる大学祭「金大祭」で学生気分に戻ったりもできます。
50歳以上が対象で定員25人。参加費は宿泊費(朝食付き)込みで1人24万9000円(2人参加ならツイン利用で1人24万2500円)。若干の余裕がありますが、定員に達し次第締め切られます。問い合わせは日本旅行関西企画旅行支店(TEL06・6209・0707)へ。
フロンティアエイジ9月号 第7面より
聴こうか
奈良・薬師寺から願いを込めて~ペギー葉山・歌手生活55周年
10月7日19時、世界遺産・薬師寺境内特設ステージ(近鉄西ノ京)。
同寺を建立した天武天皇忌の奉納演奏として、戦後の歌の歴史を刻み、ことし歌手協会の会長にも就任したペギー葉山が、歌手生活55周年の感慨を込めて名曲の数々を歌う。
地元のまつぼっくり少年少女合唱団も出演。5000円。問い合わせは主催の翼の会TEL0745・72・8585。
フロンティアエイジ9月号 第7面より
音の裏側 「名器との出あい」
センチュリーの定期演奏会のプログラムに「首席奏者・奥田一夫使用のコントラバスは元ベルリンフィル首席奏者のツェパリッツ教授が使用した楽器で上野製薬のご好意で使用させて頂いています」とあるのにお気づきでしょうか。
世界的に有名な楽器だけに、ツェパリッツ氏が定年退団の時「誰かに売却した」との噂がしきりだったそうです。「誰の手に渡ったんだろう」と話題をにぎわすある日、奥田に上野製薬さんから「名器が入ったので弾き初めをしてほしい」との要請があり、黒く大きなケースを開けてビックリ。その名器“ブセット”が鎮座していたのです。
ツェパリッツ氏の薦めと上野製薬のご好意で“奥田のブセット”になったのは今から10年前のこと。他との違いはデカイ、よく鳴る、とのこと。弦の長さは他と10㌢は違うそうで、本当に良く鳴るまでには出会ってから4年の歳月が必要だったそうです。 (大阪センチュリー交響楽団事務局長・出野徹之)
フロンティアエイジ9月号 第7面より
愛を歌い続けたピアフ
生涯を描く「愛の賛歌」
伝説的なシャンソン歌手の47年の生涯を描いた「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」がこの秋公開される。
貧困の中で育つ美声の少女エディット・ガションが、パリの名門クラブのオーナー、ルイ・ルプレに見出され、ラ・モーム・ピアフ(小さな雀)の芸名でデビューしたのは20歳の時。殺人事件の容疑者、薬物中毒、交通事故などの困難に直面しながら、愛を求め、愛に傷つき、それでも愛を歌い続けた歌姫の涙と喝采の物語。
原題の「ラ・ヴィ・アン・ローズ(バラ色の人生)」、邦題にも入っている「愛の讃歌」をはじめ「水に流して」「ミロール」など時代を超え、国境を超えて歌い継がれる名曲が、彼女自身の歌声で全編を彩る。
ピアフをマリオン・コティヤールが演じ、ジェラール・ドパルデューらが脇を固める。オリヴィエ・ダアン監督。140分。今月下旬からナビオTOHOプレックス、TOHOシネマズなんば、同二条、OSシネマズミント神戸ほかで公開。
フロンティアエイジ9月号 第9面より
トライ&エンジョイ
心の荒廃を救うため何をなすべきなのか
心の荒廃を思わせる事件が続く中、婦人之友の愛読者組織、西宮友の会(TEL0798・46・3022)が26日10時から西宮市民会館アミティホール(阪神西宮)で、
渡辺和子・ノートルダム清心学園理事長の講演会「心の教育 今私たちにできること」を開く。前売り800円(当日200円増)。1200人。
フロンティアエイジ9月号 第9面より
トライ&エンジョイ
謎の多い継体天皇の実像を生誕地で学ぶ
継体天皇の謎を探る歴史フォーラムが30日10時15分から生地・滋賀県高島市の高島市民会館(JR近江今津)で。
坂元義種、塚口義信両氏の講演などに続き、水谷千秋氏の司会でパネル討論。800人。資料代500円。
昼食「古代ロマン弁当」1000円を用意。
申し込みは往復はがきに〒住所・氏名・年齢・TEL・弁当希望の有無を記入し、〒520‐1592 高島市新旭町 高島市役所内「継体天皇即位1500年記念事業実行委員会」(TEL0740・25・8514)へ。FAX0740・25・8518も可。
フロンティアエイジ9月号 第6面より
世界最大の翼竜展 ~恐竜時代の空の支配者
15日~11月25日、大阪市立自然史博物館(JR・地下鉄長居)。地上に恐竜たちが君臨していた2億2000万年前の三畳紀からジュラ紀を経て6550万年前の白亜紀にかけ、大空を支配していたのは空を飛ぶ爬虫類である翼竜たちだった。
小型飛行機のように巨大なものからスズメほどの小型のものまでいて、地上では歩行し知能も高かったとされる翼竜。現存するどの生物とも似ていない、奇妙で謎に包まれた生物翼竜の進化と絶滅の歴史、鳥類とのすみわけ、飛行や歩行の秘密などを、新たに発掘された化石、進歩する分析技術で探る。
翼開長10メートルという世界最大の翼竜ケツァルコアトルスの全身復元骨格と生体模型=写真=をはじめ、近年、中国遼寧省の熱河層で発見されて話題になったリャオニンゴプテルス、ヌルハチウスといった翼竜化石が世界初公開されるのも話題。月曜(祝日の場合は翌日)休館。1200円(前売り100円引)。
フロンティアエイジ9月号 第6面より
観ようか
展示 ロートレック展 パリ、美しき時代を生きて
11日~11月4日、サントリーミュージアム[天保山](地下鉄大阪港)。貴族の家系に生まれながら19世紀末のパリ歓楽街に入り浸り、少年時代の骨折で脚の成長がとまった特異な風貌にも起因する辛辣な観察眼と、それを超えた深い人間愛を画面に結実させたトゥールーズ=ロートレック。
37年の短い生涯の晩年10年に焦点をしぼり、オルセー美術館、サンパウロ美術館をはじめ国内外から集めた油彩画、版画、ポスター、挿絵、関連資料など、日本初公開作品を含む約300点でロートレック芸術の全容に迫る。無休。1300円、60歳以上1000円(前売り各200円引)。
フロンティアエイジ9月号 第5面より
旅-歴史を歩けば 全州市 韓国西部編(下)
昔体験でアピール ビビンバ発祥の地
日本人の食生活にもなじんだ韓国風混ぜご飯のビビンバ。その発祥の地である全州市は、扶余から南約50キロにあり人口は60万。韓国南西部最大の都市だが、観光客がなかなか足を延ばしてくれないのが悩みのタネとか。

ビビンバの昼食会に招待してくれた全州市長の宋河珍さん(53)は「この地の良さを知ってもらえれば、日本の観光客もきっと増えるはず」と期待を語った。
「ふるさとを何とかしたい」と、ソウルから帰り、政治家になった気鋭の市長さんはとても気さく。今、全市あげての「体験観光」に取り組んでおり、ぜひ楽しんでほしいと誘われた。
全州市は10世紀の後百済の首都、つまり後百済古京である。しかし、わずか30数年で滅びた国なので旧跡は少ない。朝鮮王朝(李氏朝鮮)時代の歴史遺産にしても、太宗・李成桂の真影を安置する慶基殿、豊南門など限られている。そこで考え出されたのが、開発が遅れたがゆえに残った「伝統的韓国文化」の見直しだった。
800棟の伝統家屋が残る「全州韓屋マウル(村)」を核にし、伝統生活の体験、韓国茶道、ビビンバ調理、韓紙すき、または名物のマッコリを飲むという体験型観光である。「全州に来ると韓国が見えます」というのがキャッチフレーズだ。
韓屋マウルは、日本でいえば橿原市今井町や長野県南木曽町妻籠などのような重要伝統的建築群の保存地区。1930年代の姿に戻すことを目標に修復が行われていた。棟が左右にそり上がった瓦屋根の木造家屋。それを囲む築地塀に似た塀の続く狭い路地を歩くと、なんだか日本の城下町にいる気がした。
和紙と同様にミツマタを原料にした韓紙すきを体験した後、「韓定食」を味わった。食の全州にふさわしく、「八美」「十美」などと呼ばれる様々な食材を用いた20種類ほどの料理が並ぶ。どれもおいしいのだが、とても食べきれなかった。
その夜、韓屋マウルにある宿に戻ると、経営者の朴允姫さんが(32)が中庭に置いた演台で伽耶琴(カヤグム)の弾き語りを聴かせてくれた。三国時代の加耶地方で生まれ、日本の琴に大きな影響を与えた楽器の一つといわれる。哀調のこもった音色と伸びのある声に聞きほれた。伝統音楽を聴かせることを売りにした宿だと知った。
翌日、郷校という昔の学校跡で、静岡から来たという女性の3人連れに出あった。「食べ物はおいしいし、人情もとても豊か。本当にすてきなところですね」と満足気だった。 (高橋 徹)
フロンティアエイジ9月号 第5面より
恵みの水88ヵ所 次回は26日に若狭路へ
水送りの閼伽井と瓜割の滝
「恵みの水」88カ所を巡る第2回のツアーは、今月26日に福井県若狭地方へ出かけます。若狭は古代から奈良や京の都と深い関係があり、名水もその例外ではありません。ゆかりの遺跡や水をたずね、古代ロマンを楽しみたいと思います。
若狭は朝廷に食料品を供給した「御食国(みけつくに)」。その伝統は「サバ街道」の出発点として近代まで続きました。聖徳太子妃の一人に天皇の食膳を差配した膳臣(かしわでのおみ)出身者がいます。その先祖の地で首長らの墳墓を訪ねます。
古代から続く奈良・東大寺の「お水取り」行事で聖水が汲まれる若狭井には、若狭の水が地中を通って届くとされています。聖水を取水する神宮寺の閼伽井(あかい)、送水口である遠敷川の鵜の瀬などを参観します。
また、その冷たさで瓜も割れるという名水中の名水・瓜割の滝で、のどを潤す予定です。同行解説は柴山元彦・関西湧き水サーベイ代表と高橋徹・本紙編集委員です。
貸し切りバスで7時40分大阪駅前発。湖西道路-熊川宿-西塚古墳-雲城水-滝の清水・歴史の町並み-昼食 (酔月)-若狭歴史民俗資料館-鵜の瀬-神宮寺・閼伽井-名水百選・瓜割の滝-大阪帰着18時ごろ。
料金1万3000円。定員40人。申し込みは日興トラベル大阪営業所TEL0120・039・253へ。
フロンティアエイジ9月号 第5面より
醒井の7湧水を楽しむ
恵みの水88ヵ所ツアーの第1弾
梅花藻訪ねマス食し
恵みの水88カ所」とその周辺の歴史を訪ねる第1回目のツアーが7月31日に催されました。猛暑の日でしたが、スタッフを含め46人の参加者たちには、清水にのどを潤し、新しい発見に驚く楽しい一日となりました。

「恵みの水88カ所」は近畿一帯の湧き水調査を続けている「関西湧き水サーベイ(柴山元彦代表)」と本紙がこの夏、協働で選定。日興トラベル大阪営業所の協力を得て、本紙の読者交流事業としてツアーを企画したものです。
今回の目的地はかつての中山道の宿場町で、『記紀』にもその名が見える米原市の醒井。恵みの水80番に選定した「居醒の清水」、81番「いぼとりの水」のほか5カ所の「醒井7湧水」を巡りました。 居醒の水を水源とする地蔵川はちょうど梅花藻の開花期。水量が多すぎて流れから顔を見せる花は少なかったものの、水中花を十分に堪能できました。
「醒井7湧水」は、水を同地区の「町おこし」の核にしようと、戦前から活躍してきた松尾寺の先代住職らが選定したもの。その松尾寺が経営する醒井楼別館でマス料理を味わい、「霊仙三蔵記念堂」などを参観しました。霊仙三蔵は日本人でただ一人、三蔵法師になった僧で、同寺にゆかりが深いといわれています。
「三蔵法師といえばあの西遊記の玄奘三蔵のことだとばかり思っていた」という人がほとんで、「新しいことを学べてうれしかった」「次回も参加したい」と好評でした。
第2回のツアーは別項のように、今月26日に催します。ふるってご参加ください。
フロンティアエイジ9月号 第4面より
地震に強い家訓練つき見学会
防災グッズも進呈
気象庁が10月にスタートさせる「緊急地震速報システム」に対応するなど、地震への備えを強化した新型戸建て住宅を発表した三洋ホームズが9月の毎土曜日、14時から吹田市の万博展示場(モノレール万博記念公園)で地震に強くなるミニセミナー(1時間)を開催する。
発生が懸念される南海地震や東南海地震の際、現住地がどの程度の震度かを予測したり、避難訓練を体験したりする。同社(TEL06・6252・9804)へ予約して参加したフロンティアエイジ読者には、家具の転倒を防ぐ振動吸収シートセットがプレゼントされる。
フロンティアエイジ9月号 第4面より
ブームの移住に苦渋のブレーキ
沖縄・石垣島は今・・・
求める景観、開発が壊す 住民票移さぬ幽霊組も多く
日本最南端の市、沖縄県石垣市(石垣島)が団塊世代などの移住を敬遠している--そんな話を聞いて島を訪ねた。離島人気で人口も観光客も右肩上がりに増え、地価上昇が続いて島は「ミニバブル」状態。念願だった新石垣空港の建設が始まるなど、同様の状況は当分続きそうな勢いという。そんな中で市は条例などで無秩序な開発防止策に乗り出し、サンゴの海や風景の保全を願う地元の人たちにも出会った。 (金澤 清弘)

石垣市の市域は石垣島と尖閣諸島などの13島だが、石垣島以外は無人なので実質は1島1市。人口は約4万7500人で、00年より約4500人増え、その9割以上が島南部の市街地で暮らす。人口増の主な要因は移住による社会増とされ、10年ほど前から目立ってきた。別に移住後も住民票を移さない、いわゆる「幽霊人口」が7000~8000人にのぼるとみられている。
一方、観光客は昨年77万人を超えた。10年前に比べ約25万人の増加で、今年は80万人に近づくと予測されている。
レンタカーを借りて島内を走ってみた。
12年に完成予定の新空港は、現空港から北東へ約10キロの陸上部で去年10月に着工。世界的に珍しい青サンゴ群落がある白保沖への建設案が出てから約30年、論議の中で候補地が転々とした末に落ち着いた。中型ジェット機が離着陸できる2000メートル滑走路を設ける。1500メートル滑走路の現空港は昨年の利用者が約196万人で01年より50余万人増えた。航空需要は今後も伸びるとみられ、沖縄県は16年の利用者が224万人に達すると見込んでいる。
地元新聞の報道によれば、民間アパートの建設や開発のラッシュが続き、3000平方メートルを超える開発だけでも「リゾート施設7件、土地造成9件の開発申請がある」と、3月市議会で市は説明している。事情通はアパートやマンションは計画段階で入居希望者が殺到、場所によって3・3平方メートル2000~3000円の土地が数年で7万~10万円超になることがあると話す。移住者の多くは高台や海辺の土地を望み、地元に溶け込めない人もいるという。
石垣市は、土地売買や住宅建築計画での「注意」を、今年2月からインターネットで流している。それによると、最近の不動産取引は本土復帰(1972年)前後やバブル期にあった本土の企業による投機的取引とは違い、移住ブームを背景にした個人取引が特徴。「(住宅の)建築後、水道敷設や外灯設置などの要望が寄せられるが、財政難の市は対応に苦慮している」としたうえで、土地利用にはさまざまな法的制約があることを説明している。
市街地から車で北へ約30分にある山原(やまばれ)の新興住宅地。海を見晴らす斜面に赤瓦屋根の家や粋な鉄筋住宅約50戸が建ち、空き地も多い。住民は本土からの移住者ばかりで、家は約5年前から建ち始めた。
約半数が常住で残りは一時居住の別荘。ここでは▽景観を損なわない▽排水で海を汚さない▽敷地の緑化に努めるなど、建物の形や色を含めた独自の基準をつくっている。去年秋に結成した自治会長の柴川紘平さん(31)は、「眺めが好きで来た人ばかり。市や地元との良い関係を保ち、景観を守るように努めている」という。
山原から約2キロ東の米原には「リゾート開発反対」の看板があった。大阪の大手住宅会社が2年前、13階建て高さ45メートルの大型ホテルを中心にした約7・5ヘクタールの開発計画を発表した。沖縄県の最高峰・於茂登岳(標高526メートル)北東麓の海辺にある市営キャンプ場の隣接地で、目の前にサンゴ礁の海と白い砂浜が広がる。
発表と同時に「開発で緑が削られ、高層の建物は景観を損なう。多くの人が集まればサンゴや魚類に悪影響が出る」と住民の一部が反発。計画は5階建ての4棟に変更された。会社側は「地元と話し合い、いい方向を探っていく」としており、住民の会代表世話人の早川始さん(37)は「自然は島の宝。どれだけ守れるかが問われている」と話す。
石垣市は6月1日、市の「風景計画」と「風景づくり条例」を施行した。その中で、例えばサンゴの海浜地区は建物の高さを7メートル以内にするなどの基準をつくり、一定規模以上の土地造成や土砂採取に届け出を義務付けた。条例に罰則は設けていないが、市民と協力して島の風景保全に役立てるという。
後追いになりがちな市の対応は、「景観保全策」の難しさを物語っているように思えた。
フロンティアエイジ9月号 第3面より
旬を先取り 新スポーツ「パークゴルフ」
クラブ1本で18ホール 往年の名手も初心者も集う
宮里藍や横峰さくら、上田桃子ら若手の進出で人気の女子ゴルフ。後れをとった男子も「ハニカミ王子」石川遼の登場で活気づく。そんなフットライトこそ浴びないものの、地道に普及しているのが「パークゴルフ」。

1983年に北海道幕別町で誕生した。クラブ1本、ボールとティが1個あれば、だれでもすぐに楽しめる。直径6センチ、重さ90グラムのボール(プラスチック製)を打ってカップ(直径21センチ)に入れるだけという単純なスポーツだが、プレーヤーの心を引き付け、生涯スポーツとして愛好者100万人を超える。
昨年7月にオープンした「パークゴルフ泉大津」は南海本線の泉大津駅から歩いて10分、市民会館の西側にある。ほぼ100メートル四方のコースに、82メートルと80メートルのパー5が2ホール、50~79メートルのパー4が8ホール、49メートル以下のパー3が8ホール配置され、計18ホールでパー66。4人で回って約1時間で終わる。楽しそうな会話と笑顔。2人だけで回る男女もいる。遊び感覚のゲームだが、「国際大会」「全日本選手権」「北海道オープン」などもあって、それぞれ200人以上が参加する。
距離が短いせいか夢の「ホールインワン」が出やすいのが魅力。クラブはウッドを平たくしたような形の1本だけ。打球面にロフト(傾斜角)がないので、ボールは高く上がらず、転がして入れるのは難しそうに思えるのだが、ほとんどの人が経験しているそうだ。ここでのベストスコアは「55」。平均スコアは70という。
堺市の井上晴美さん(66)は「近くにいいコースが出来てうれしい。これまでは野上(和歌山)や万博、鶴見まで行っていた。ソフトボールをやっていたので球技が大好き」と、毎週火曜に夫の喜允さん(72)を誘い出す。お相手の江野繁(71)晴美(69)夫妻も「ウオーキングの代わりにちょうどいい。ハーフで30を切れれば最高」。高石市から通い、孫たちと3世代で楽しむこともある。
コースを回る人たちに聞くと「往年のゴルファー」が多く、半分以上が65歳を超える。食堂はないが、休憩用のテント小屋があり、ラウンドを終えた人たちが若い頃の自慢話に花を咲かせながらビールでノドをうるおしたり、持参の食事をすませたりしてまたコースへ。1 ラウンド平日400円、シニア(65歳以上)300円というプレー費も魅力なのだろう。
パークゴルフ場の米村保夫さんは「元気で年をとるための遊び場にしたい。お年寄りだけでなく、年2回の市長杯も立ち上げたし、9校区に呼びかけて対抗戦なども考えています」という。秋へかけてファンはさらに増えそうだ。問い合わせは同事務所TEL0725・23・0117へ。 (英)
フロンティアエイジ9月号 第3面より
演芸めいげん 「小判の漬物になりぞこのうたぁ」
手紙や新聞、チラシなどが入っているはずの郵便受けに、ドカッと札束が入っていたら、誰もがきっと目の玉が飛び出すほど驚くであろう。そんなことが今年の夏、あちこちであった。

例えば、東京都文京区では最高12万円入りの茶封筒が計13世帯に入っていた。兵庫県三田市では2軒の民家に計400万円、京都府向日市では1000万円入り紙袋があったといった具合。金の処分に悩んでいる人が、あちこちで随分と多いようだ。
「莨(たばこ)の火」という上方落語がある。身なりのよい老人が料亭に上がる。舞妓衆、芸妓衆らを呼んで遊び、若い者に帳場から1両、2両、10両・・・と立て替えさせる。50両になったところで帳場が断ると老人は、持参の風呂敷包みから小判を出して倍額返しにしたうえ残りを座敷にまき、拾い集める様を楽しんで帰っていく。
どんな人か。若い者が後をつけると、鴻池のご本宅の客人で和泉の大金満家。その家の人から、言われた通りにお金を立て替え続けていたら気に入られ「四斗樽にお前を座らせ、周囲を小判で詰め、頭に千両箱を乗せてもらえたものを」と教えられる。「小判のこうこ(漬物)になりぞこのうたぁ」と若い者。今度こそはと、手ぐすねひいてお越しを待つ中へ現れた老人。「ちょっと莨の火が借りたいのじゃ」。演じ方次第では嫌みが残る噺だが、ポストに入れられた素性の分からぬお金とは違って、こっちの方は受け取りやすい。
同じく落語『はてなの茶碗』では、京都の茶道具屋さんが手に入れた8文ほどの茶碗が、ひょんなことから1000両の値打ちが付いて帰ってくる。茶道具屋さんは、茶碗を持ち込んだ男に500両を渡してこう言う。「残りのお金は、京にも困ってはるお方が多いと聞いてるので、出来るだけ施しをしてさしあげたい」
有り余るお金の処分に、お悩みのお方。落語会にでも行って使い方を研究してみませんか。木戸銭は1万円出せば、お釣りがいっぱい出ますよ。 (演芸ライター)
フロンティアエイジ9月号 第9面より
トライ&エンジョイ
だまされないで賢く家を長持ちさせよう
住まいの傷みの見分け方講座の第2回「大工」編が、14日18時から京都市下京区四条通西洞院東入「四条京町家」で。
リフォーム詐欺の事例を参考に荒木正亘・アラキ工務店会長(武庫川女子大講師)が話す。定員40人。無料。NPO法人古家改修ネットワーク(TEL075・882・8721)主催。
フロンティアエイジ9月号 第2面より
いい湯だな 温泉めぐり番外編
和倉温泉・あえの風(石川県七尾市)
能登の内海と山容一望 湯も良ければ料理も絶品
やっぱ、能登はいいぞいね-。久しぶりに近畿を離れ、特急「サンダーバード」で和倉温泉の「茶寮の宿・あえの風」を訪ねた。約30軒の宿泊施設がある温泉街に3月の能登半島地震の影はなく、各所に「元気宣言」のノボリがはためいていた。

3月の地震で3週間の休業を強いられ、7月の中越沖地震でもキャンセルが出たが客足は間もなく戻った。「お客様の顔を見られるのが何よりの力。安心して来てほしい」と支配人。
旅館は東に開けた七尾湾の間ぎわにある。「日本一のもてなし」といわれる老舗「加賀屋」の姉妹館で、11月で10周年。「あえの風」とは春先に海から吹く風の能登の呼び名。大漁と豊作、幸せを運ぶとされ、社員公募で名づけた。
玄関を入ると直径20メートルの和傘をかたどった4階吹き抜け天井のラウンジ。鮮やかな加賀友禅が傘の内を彩る。8階建て「西の風」と9階建て「東の風」計129の客室はすべて海に面し、正面に七尾湾と能登島、左は北へ延びる能登半島の緑、右は立山連峰に連なる山並みが見渡せる。
大浴場は男女とも約110平方メートルの浴室と数人が入れる露天風呂があり、浴槽の海側は全面ガラスで広大な眺めが広がる。90度の源泉を水で冷まして浴槽へ。透明、弱アルカリ性の「飲める温泉」だ。
夕食会場の「花舞茶寮」は舞台のある中庭を数寄屋風の33室が囲む。特製の「湯の香豆腐」やサメ軟骨の梅肉和え、「いかとんび(イカのくちばし)」や、海藻「かじめ」などの珍味、地産の野菜や魚、和牛。箸が止まらないほどの美味だ。品数の多い朝食バイキングも楽しい。
温泉の発見は大同年間(806~810年)。来年までを「開湯1200年」とし、郷土芸能の夕、歴史文学めぐりなどの記念事業を展開する。 (清)
フロンティアエイジ9月号 第2面より
元気のヒミツ 「成瀬 國晴さん(71)」
目標持って無理をせず
自宅を朝出て大阪・天満橋に近いマンションの一室にあるアトリエに入る。そして、夕5時半頃には自宅へ向かう。「規則正しくを心がけ、食事は出来るだけ家でとります。食事管理は嫁さん任せ。物のない時代に育ったので、何でもおいしい」

というわけで、お昼も奥さん手作りの弁当だ。午後の取材だったので、すでに平らげた後だったが、ピーマンと肉の炒め物に、紅ショウガなどが添えられ、彩り鮮やかだったそうだ。「ご飯に梅干しを入れて握るだけのおにぎりでも、市販品にはいろんな添加物が入っている。家で作った物を食べる方が安心出来ますよね」
画歴50年。テレビ番組のタイトル画、タレントの似顔絵、大相撲や野球のスケッチ、街の風景など、あらゆる事物を対象に「数え切れないほど描いてきた」。このほど出した画集『アナログ時代のテレビ絵史』(たる出版)には、69年から06年までテレビ・ラジオ番組用に描いたイラストなど1135点が収められている。写真の中で手にしている絵は、上方落語『池田の猪買い』の1シーン。池田市にある「落語みゅーじあむ」に掲げられている。ここでは成瀬さんの原画展が開催中(30日まで)で、8日にはトークと本のサイン会(詳細は6~7面「観ようか」「聴こうか」に)がある。
絵の勉強をしていた頃の2年間、結核で入院生活を送った。「無茶をせんとおとなしくしていた。あれが後の飛躍のエネルギーになった」。マスコミの仕事は時間に追われ徹夜も多い。それを乗り越えられたのは、大病を経験して普段から節制していたから、というのだ。
「それと目標を持つことが大事です。今、大阪・今里界隈の庶民の戦後史を執筆中で、取材や資料集めをしています。目標があると、それに付随することが二つ、三つと現れてきて、トシなんか取ってられません。これで終わったんじゃあない、これからが始まりと考えることです」 (ぶ)
フロンティアエイジ9月号 第1面より
じゃばらと筏で元気 和歌山県北山村
全国で唯一の飛び地の村、和歌山県北山村が平成の合併を拒み抜き、特産の柑橘類じゃばらの販売で、観光筏で、元気いっぱいだ。
花粉症に有効な成分を持つというじゃばらは、ネット販売で爆発的な人気を呼び、売上額も急増。交付税減少で取り崩しを予定した財政調整基金を逆に積み増したほど。6月には自治体では珍しいブログ「村ぶろ」をスタートさせ、ネット村民の増加を図る。人口516人(6月末)、高齢化率46%の村は交通不便を逆手にとり、ネット時代を泳ぎ切る構えだ。 (小村 滋)
以下の記事は、フロンティアエイジ・ホームページをご覧ください。
フロンティアエイジ8月号 第13面より
やるやん 自助具製作ボランティア 藤尾 征三さん(枚方市)
アイデアはすべて公開 使う人の立場で
様々な障害を持つ人たちの日常生活の動作を補い助けるために工夫・改良された道具を自助具という。
8年前、枚方市在住の藤尾征三さん(66)が初めて作った自助具は失敗作だった。手が不自由な人から依頼されたのは、人手を借りずに錠剤を包装から取り出す道具。「アルミシールをやぶって錠剤を取り出す」ことにだけ気をとられ、依頼人の状態を把握していなかった。取り出す前に薬を指定の位置に載せる、その動作が無理な人だった。今も書棚の見える場所に置き「相手の立場に立つ」ための教訓としている。

少年時代から理科と工作が得意で、大手電機メーカーに勤めて永く生産技術に関わってきた。退職の2年前「定年後は人の役に立つ物を作りたい」と考えて福祉フェスティバルを訪れ、ひらかた自助具工房の人たちと出会った。休日ごとに工房に通い、退職した01年には代表に。97年のグループ発足当初10人だった会員は現在36人。仲間は増え続けている。
あくまでボランティアで「商売にしない」「実用新案も申請しない」が会の方針。製作品は依頼者の状態に合わせて作るので一つとして同じものはないが、アイデアを応用し喜んでもらえるものを作ってほしいと、ホームページや年2回発行の会報で情報を公開する。
依頼を受ければ、まず90%を頭の中で組み立ててみる。経験から「作るのは無理」とその人に伝えるときほどつらいことはないという。作った物を使い続けてもらえることが一番の喜び。そのために「具合はどうですか」とフォローも欠かせない。
マフラーや帽子を片手で編める編み機は、女性会員の執念とその声を受けて微調整を繰り返す会員たちの手で進化を続けている。最近では他の自助具仲間から「編み機のことなら、ひらかたに聞け」と頼られるほどだ。
会では障害児のためのおもちゃにも力を入れている。療育園の子らが楽しく遊べるようにと、カラフルなおもちゃ作りに余念のない会員もいる。
NPO法人取得や現工房移転に伴う行政への働きかけなど、5年間担ってきた代表の座を昨年5月に交代し、今は一会員として製作に打ち込む日々。「皆の力が集まってこその会。一人ではできないことです」と控えめに語る。ひらかた自助具工房はTEL072・840・3368。 (養田孝子)
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